時間の終わり

もうすぐ会期の終わる杉本博司の「時間の終わり」を
ようやく見に行ってきた。
 
言葉に表せないぐらいの
衝撃を受けた訳で、
うまく書けるか判らんが一応書いてみます。
 
ジオラマ」や「ポートレイト」も
写真集で見ていた物と比べ物にならないくらい、
リアリティーに対する「楔」として、
訴えかけてきましたが、
まずコンセプトありき、という感じでした。
今回はなんといっても「海景」に尽きます。
 
こういう物を表現できる言葉があるとは思えないし、
かと言って書かないと何の感想にもなりませんが、
簡単に言ってしまえばこれは奇跡の類いだと思います。
 
作家が意図していたであろうコンセプトを完全に超えてしまっています。
今まで、写真でこんな表現ができるとは思ってもいませんでした。
安易な抽象的な言葉しか出てきませんが、
「美」というものを見せていただいたと思います。
 
 
何も見てない人は何を撮っても何も撮れないんだなと痛感しました。
 
 
ちなみに「建築」の展示してあった空間はとても気持ちよかったです。
「観念の形」とかは全然判りませんでしたがw